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日系カナダ人を描いたショートフィルム2作品、日系ヘリテージセンターで上映

日系ヘリテージセンターで2月19日、日系人を描いた映画「Henry’s Glasses」と「Ishizue; fusion of the hearts」の2作品が14時から上映

日系ヘリテージセンターで2月19日、日系人を描いた映画「Henry’s Glasses」と「Ishizue; fusion of the hearts」の2作品が14時から上映

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 バーナビー市にある日系ヘリテージセンター(6688 Southoaks Crescent, Burnaby, BC Tel 604-777-7000)で2月19日、日系カナダ人を描いた2本のショートフィルムが上映される。

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 上映されるのは、第2次世界大戦中の日系人収容所を舞台にした「Henry’s Glasses」(Brendan Uegama監督)と、日系カナダ人の子どもたちの日本での和太鼓交流の旅を追ったドキュメンタリー「Ishizue; fusion of the hearts」(Linda Ohama監督)の2作品。

 「Henry’s Glasses 」は第2次世界大戦中に日系人収容所に送られた少年が想像力と明るさを失わずに収容所内で知り合う初老の男性と心を通わせる姿を描く物語。自身の父親も収容所体験者であるUegama監督は「世界は多くの問題を抱えている。大人になるにつれ人はどんどん現実を知りネガティブになってしまう。でも子どもたちは違う。想像力と純真さを持っている。大人たちがその心を取り戻すことができたら世界も変われるのでは。辛い時代が背景の美しい物語を通して、忘れてはならない歴史から何かを学ぶことができれば、いつか笑って過去を見られる日も来るのではないかと望んでいる」と話す。

 「Ishizue; fusion of the hearts」は13人のバンクーバー・チビ太鼓のメンバー13人が昨年夏、広島県尾道市を訪れ現地の和太鼓グループと交流。合同練習や日本の家庭でのホームステイを通してメンバーの多くがルーツを持つ日本の文化や人々と触れ合う様子を追っている。Ohama監督はアルバータ州出身の日系3世で、現在はバンクーバーで映画製作やアーティストとしての活動を続けている。

 上映は14時から。上映時間は各作品20分ほどで、上映後は監督を交えた質疑応答を予定する。鑑賞は無料だが、5カナダドルほどの寄付を募る。

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