バンクーバーマラソン開催迫る-日本人デザイナーのTシャツ採用

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 バンクーバーマラソン大会運営事務局は大会で着用するTシャツのデザインを一般公募し、今年は日本人デザイナー堀江正さんのデザインが採用されることになった。同大会は5月1日開催で、今年で40回目を迎える。

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 「大のマラソン好き」でバンクーバーマラソンは今年で6回目の参加となる堀江さん。今回のマラソン参加のエントリー後にTシャツデザイン公募の告知を受け、マラソン仲間などの薦めもあり応募した。主催者側から与えられたスローガン「Experience the energy(エクスピリエンス・ザ・エナジー)」をテーマにデザイン。使用できるフォントや色があらかじめ決められている中で、最初に奇抜なデザインをブラシで施した後、ポップ調に仕上げるために、クリアな線のグラフィックに変更するなどの苦労もあったという。

 堀江さんは最終選考に残ったとき、「本職でそれを目標にしていたということもありうれしかった」と振り返り、「優勝したときには3つの作品からの一般投票で、バンクーバーをはじめ、アメリカや日本からも多くの応援があり、結果を出せたことにホッとした」と振り返る。多くの人が自分のデザインしたTシャツを着て走ることについて、「こういう機会は日ごろからの憧れだったので、今から当日を楽しみにしている」とも。

 堀江さんは1994年からカナダに住み、1999年、Flashを利用したアニメーションやウェブサイト製作会社「MMBOX PRODUCTION」を立ち上げた。過去にもデザインコンペ「Ynot e-card」コンテストで最優秀賞を獲得するなど、現在まで活発に活動している。東日本大震災を受け、複数の人から義援目的でのTシャツデザインを依頼されたため、義援目的に無料で利用できるデザインをMMBOXとして提供している。提供されているデザインはバンクーバーの複数の団体のほか、アメリカなどでも義援金集めに利用されている。

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