バンクーバー郊外にアジアの本格ラーメン店「尚麺館」

バンクーバー郊外にアジアの本格ラーメン店「Shang Noodle House尚麺館」がオープンした。

バンクーバー郊外にアジアの本格ラーメン店「Shang Noodle House尚麺館」がオープンした。

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 バンクーバー近郊に5店舗を展開する高級中華料理店「Kirin Restaurant」の姉妹店として、ラーメン店「Shang Noodle House尚麺館」(350 Gifford Street, New Westminster、TEL 604-527-3388)が1月30日、2年間の構想を経てオープンした。

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 出店場所は、昨年12月にニュー・ウェストミンスター市に新しくオープンした「Starlight Casino」の敷地内で、「Kirin Starlight」(1月30日オープン)とBC州最大規模のスポーツ・バー「Schanks Sports Grill」(2月末オープン予定)に隣接している。

 店内は、照明も明るく壁の色は淡いオレンジ色でカジュアルな内装。内装は、小売店やオフィス、住宅のインテリアデザインから建築まで総合的に手がけるコンサルティング会社「GovanBrownSzeto Construction Managers」が手がけた。カナダ国内だけでなく、イタリアやドイツなどヨーロッパからも取り寄せたインテリアが、上品な中にも気軽に入りやすい雰囲気を演出している。

 約190平方メートルの店内には、カウンター14席とテーブル席を合わせて100席をを設ける。中央のカウンターは、麺類を作る調理場を囲むように配置し、目の前には日本の回転ずし店仕様のベルトコンベアーを設けた。値段別に色分けされた皿に載せた一品料理が奥の調理場から出され、自分の食べたいものを自由に取ることができるシステム。

 同店を手がけるLysias Enterprises(CANADA)Ltdの役員秘書ジェイソン・チャンさんは「友だちや家族と一緒に気軽に立ち寄って、ゆっくりと会話を楽しみながらラーメンや飲茶などの軽食を味わってもらいたい。ベルトコンベアーに載って出てくる料理は『Randomize me!』というサプライズメニュー。その日によって違うので、毎回楽しんでもらえるはず」と自信を見せる。

 麺類の調理を担当するのは、中国で麺職人として20年の経験と数々の受賞歴を持つ、山西省出身の女性シェフ、魏欽蓮(ウェイ・チエン・リエン)さん。中国のラーメンや日本のラーメン、うどんなどの麺料理をはじめ、点心、デザート類など合計60種類以上のメニューを準備した。ホウレン草を練りこんだオリジナルの麺を使うなど、職人としてのこだわりも。価格は、約3~9カナダドル。

 2種類のキノコからだしを取ったスープに、日本直輸入のうどんを入れ、シイタケやエノキダケ、マイタケ、シメジ、エリンギなど7種類のキノコと野菜をトッピングするなど、ベジタリアンの客も安心して注文できるメニューも充実。地元の食材を使い、使用する調理油を控えめにするなど、安全面や健康面にも注意を払う。

 バンクーバーの茶葉専門店「T」から仕入れた煎茶や、ウーロン茶、抹茶、朝鮮人参とフルーツを合わせたものをクランベリージュースで割って飲む特製茶などを取りそろえたドリンクメニューも用意。3ドル80セント~4ドル50セントで楽しむことができる。

 「今のところ、アジア系の客がほとんどを占めているが、今後は地元のカナダ人にも本場のラーメンを味わってもらえるようにメニューに工夫を加えていく」と、Jasonさん。「オリジナル料理をどんどん生み出して、常連客も飽きることのないようにしたい」と意気込みをみせる。

 バンクーバー近郊だけでなく、日本や台湾などへのチェーン展開の可能性もこれからの視野に入れている。

 営業時間は、11時~22時30分。

Shang Noodle HouseKirin RestaurantStarlight Casinoバンクーバー郊外に「スターライト・カジノ」-カナダ西部で最大規模(バンクーバー経済新聞)

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