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キツラノ地区にオーガニックレストラン「Golden Aura」-ヨガ講師が開く

キツラノ地区にオープンしたオーガニックレストラン「Golden Aura」のMahan Khalsaさん

キツラノ地区にオープンしたオーガニックレストラン「Golden Aura」のMahan Khalsaさん

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 バンクーバー・キツラノ地区に3月20日オープンしたオーガニックレストラン「Golden Aura」(2680 W. Broadway, Vancouver、TEL 604-738-2872)が、ビーガンやローフードなどに興味を持つ客でにぎわっている。

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 オーナーのMahan Khalsaさんはオンタリオ州生まれ。これまでにアジア各国に10年滞在し、中央アメリカやカリフォルニア州、ハワイなど計70カ国を旅した経験を持つ。ヨガの勉強やオーガニック農場で働いたりしながら、独自の健康食品ラインや28日間のデトックスプログラムなどを開発。昨年秋バンクーバーに引っ越してからは、キツラノのヨガスタジオで講師も務めている。

 Mahanさんが日頃から意識している「体に良いものを食べて健康的な生活をしながら、生命そのものを心から楽しむ」という考えを、より多くの人との出会いの中で広く伝えていきたいとの思いから出店を決意。ロケーションについて、Mahanさんは「この場所が自分を呼び寄せてくれたような運命的な出合いだった」と振り返り、「ビーチにも近く自然に囲まれているこの場所はインスピレーションにあふれている」と満足げな表情で話す。

 「ぞろ目の数字に特別なパワーを感じるので、調理するときもあえて70グラムではなく77グラム量って入れたりする」というMahanさんが、3月20日の「午後3時33分」にオープンした同店。店舗面積は1400平方フィートで、16席を設ける。落ち着いたアースカラーで統一した店内にはゆったりとした静かな音楽が流れ、Mahanさん自身が「自分の直感を信じてふらりと出掛けた先で見つけた」数々のインテリアで、「自分の心の声に耳を傾けることのできる」癒やしの空間を作り出す。

 メニューは、Mahanさんが世界中を旅する中で学んだ「医食同源」の考え方や「シナジー(相乗効果)」をコンセプトに、できるだけ地元で採れるオーガニックの材料を使ったグルテンフリーのビーガン、ローフードアイテムが中心。「五感を研ぎ澄ませて自分を取り囲んでいる自然とつながり、生の野菜や果物の持つエネルギーを体に取り込むことができる」ものを取りそろえる。

 ドリンク類では、キュウリ、セロリ、リンゴ、レモン、ショウガなどを使ったグリーンジュース「Shiva’s Nectar」(7カナダドル)や、バナナ、カカオ、自家製アーモンドミルク、シナモン、ヘンプシード入りのスムージー「Maca Love Supreme」(7カナダドル)が人気。ニンジンとココナツ、ひよこ豆をみそとカレー風味に仕上げたクリーム仕立てのスープ「Cosmic Curry Soup」や、キャベツ、ズッキーニ、ニンジンなどの千切り野菜を、スパイスを利かせたオリジナルドレッシングであえた「Symbiotic Slaw」(以上、S=7カナダドル、L=9カナダドル)も定着してきた。チョコレート、カシューナッツ、ココナツにミントを合わせ、オーガニック甘味料アガベで甘みを加えたパイ「Chakra-Minty Loco」(7カナダドル)などのデザート類も充実させる。

 Mahanさんは、今後の目標について、「私たちが愛情を込めて作った体のためになる食事をすることで、足を運んでくれる人たちの生活スタイルに少しでもインパクトを与えることができれば。訪れた人たちが何かに気付くことのできる寺院のような場所にしていきたい」と抱負を語る。

 営業時間は、月曜~土曜=10時~22時、日曜=11時~19時(季節によって変更の可能性あり)。

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