イースターにラビット・レスキューがオープンハウス-野生ウサギ保護問題訴える

野生ウサギレスキューセンター「ラビタッツ(Rabbitats)」で保護されているウサギ

野生ウサギレスキューセンター「ラビタッツ(Rabbitats)」で保護されているウサギ

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 リッチモンドの自動車販売店が集まるオートモール(13460 Smallwood Place, Richmond )内にある野生ウサギレスキューセンター「ラビタッツ(Rabbitats)」が4月20日、イースター・オープンハウスを開催し、訪れた人々にウサギ保護の必要性を訴えた。

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 近年野生ウサギの増加が交通量の多い場所で問題になっているリッチモンド市。オートモール内でも生息コロニーが増えており、数年前からウサギの交通事故を防ぐためにウサギたちを移動させる声が上がってきていた。しかし政府の野生生物保護法では、野生のウサギを捕まえて移動させる、または保護することを許可なしに行うことは違法となる。ラビタッツとオートモールは例外処置を依頼しているが、いまだ最大50匹の移動許可が下りたのみで300匹近くの多くは放置するしかない状態。

 移動できないウサギのため、ラビタッツは昨年1月、モールの協力を得てモール内のガレージに保護センターを開設。政府から許可を受けて保護した45匹と飼い主が捨てたと思われる外来種の20匹ほどを世話してきた。しかしガレージの使用期限が2週間後に迫っており、その後はセンターを閉鎖せざる負えない状況。

 代表のSorelleさんは「今政府から許可を受けられるのは50匹まで。その中でアメリカまたはサレーなどの保護区に移動させることができる健康状態と大きさのものは移動するが、生まれたばかりの子どもと親などを除くと多くは移動できないだろう。育てると申し出てくれる農家や人は多くいるので、何とか政府の許可が下りて多くのウサギに安全な新しい家を見つけてあげられることができれば」と期待を込める。

 ラビタッツでは随時、ウサギの受け入れ先、寄付、政府への嘆願書に署名できる協力者などを受け付けている。

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