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バンクーバー水族館、保護アザラシに「メッシ」君と命名 W杯にちなみ

保護した赤ちゃんアザラシ「リオネル・メッシ」君  写真提供:バンクーバー水族館

保護した赤ちゃんアザラシ「リオネル・メッシ」君  写真提供:バンクーバー水族館

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 バンクーバー水族館の「海洋生物レスキューセンター」(TEL 604-258-7325)は6月9日、今年最初の赤ちゃんアザラシを保護し、「リオネル・メッシ」君と名付けたと発表した。

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 メッシ君が見つかったのはバンクーバー島東部のファニーベイ。まだ新生児毛が体を覆い、へその緒がついている状態で発見されたことから生後数日しかたっていないと思われる。同センターでは「状態は良くはないが日に5回フォーミュラ(調合ミルク)を与えるなど最善を尽くしている」とする。

 同センターでは保護したアザラシに毎年テーマに沿った名前を付けるのが恒例となっており、今年のテーマは「アスリート」。現在カナダで「FIFA 女子ワールドカップ」が開催中ということもあり、世界屈指のサッカープレーヤーにちなみ「メッシ」君と名付けた。7月5日にはバンクーバーでは決勝戦も行われる。次に保護されるアザラシが雌の場合は優勝チームから名前を取り「サワ」ちゃん、「シンクレア」ちゃんと名付けられる可能性も「もちろん考えられる」(水族館広報)とする。

 6月はBC州沿岸のアザラシの繁殖期。センター・マネジャーのJohnsonさんは「赤ちゃんを見つけたらすぐに触りにいかないで、ペット連れなら自分のペットは離れさせておいて、レスキューセンターに連絡を入れてほしい。母親が食べ物を捕るなどして離れているだけで戻ってくるケースもある」と注意する。

 バンクーバー水族館海洋生物レスキューセンターでは昨年160の動物を保護。多くがアザラシの赤ちゃんだったが、ラッコ、アシカ、イルカ、クジラなども保護しており、必要な治療、リハビリの後に可能な限り自然に返している。

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