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バンクーバーで観客参加型のホリデー演劇 期間限定で上演

100年前のある家庭のクリスマスを舞台とした観客参加型「War for The Holidays」上演 写真提供:Forbidden Vancouver

100年前のある家庭のクリスマスを舞台とした観客参加型「War for The Holidays」上演 写真提供:Forbidden Vancouver

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 バンクーバーのダウンタウンにある歴史的建造物「Roedde House Museum」(1415 Barclay St. Vancouver)で12月12日から、100年前のある家庭のクリスマスを舞台とした観客参加型の劇「War For The Holidays」が上演される。

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 同作はバンクーバーの名所にまつわる裏歴史やミステリーをひもとくツアーを催行するForbidden Vancouverが手掛ける初の演劇作品。第1次世界大戦中、女性参政権運動が盛り上がる1915年のグレッグソン一家のクリスマスパーティーを舞台に家族間で繰り広げられる人間ドラマを描く。

 当時の暮らしをそのまま伝える「Roedde House Museum」を会場に選び、観客に出すプラムプディングやカクテルは当時のレシピを忠実に再現した。Forbidden VancouverのWill Woodsさんは「1915年、本当にこの場所で暮らしていた家族がいる。家の内装や小物を含め当時の暮らしをそのまま再現できる会場なので、観客には見るだけでなくパーティーの客として来てもらうことができる」と話す。

 シナリオを手掛けたTiffany Andersonさんは「第1次世界大戦を題材にしようと資料を調べているうちに、当時の女性参政権運動に強く引かれた。さまざまな意見を持った強い女性像を描くことができた」と仕上がりに自信を見せる。

 劇中、観客には2つのストーリーラインのうち1つを選ぶ機会が与えられ、「ドラマチックなフィナーレ」で再び1つになる趣向も。Andersonさんは「(見る人の)登場人物との触れ合いが劇の方向に影響するかもしれない。観客それぞれに違う何かを感じてもらい、帰りの車ではいろいろ議論してもらえれば」と期待する。

 各日18時と20時の2回上演。チケットは一般=35カナダドル、18歳以下=25カナダドル。料金にはプラムプディングとカクテル(19歳以上のみ)が含まれる。チケットはウェブサイトで販売する。今月18日まで。

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