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スティーブストンから熊本・大分へ 日本語プレイグループがガレージセールで支援

スティーブストンで開かれたガレージセール。収益金は全て熊本地震義援金として寄付

スティーブストンで開かれたガレージセール。収益金は全て熊本地震義援金として寄付

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 リッチモンド市にあるスティーブストン仏教会(4360 Garry St., Richmond)で4月24日、ガレージセールが開かれ、多くの家族連れでにぎわった。

ガレージセールで設けられた指圧ブースの様子

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 スティーブストン日本語プレイグループ「宝島」が主催する同イベント。活動資金集めのためのファンドレージングとして恒例になっていたが、今回は熊本地震の被災地支援のイベントに急きょ切り替えて開催した。

 運営ボランティア代表の須賀孝子さんは「家族や友人、その親戚など、被災地につながりを持つ参加者も多く、日本から伝わってくる熊本や大分の地震による被害のニュースを聞きながら、『心配で仕方がないのに、遠過ぎて何もできずにいる自分がもどかしい』『海外からでも何かできることをしたい』という声が集まり、収益金を全額寄付しようと決めた」と開催に至った経過を説明。「東北の震災の時には、プレイグループ開催時に募金箱を設置して集まった寄付金を東北へ送ったこともあるので、今回の決定は自然な流れだった」とも。

 当日は、子ども服やおもちゃ、本など、会員たちが持ち寄った品物が、「今までのガレージセール史上最高の品ぞろえ」(須賀さん)として会場内に所狭しと並んだほか、お菓子類の販売や指圧ブースも設けられた。それぞれの品物には値段は付けず、買い手の気持ちとして寄付金を募金箱へ入れるという形で販売。結果、集まった収益金は約1,500カナダドルで、全額を熊本・大分への義援金として寄付する。

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