日本人女性シェフの店「凡く~ら」が1周年-手作りハンバーグ人気に

オーナーシェフの黒山香織さん。

オーナーシェフの黒山香織さん。

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 リッチモンド市中心部にある日本人女性シェフの店「凡く~らBONQULA」(#165-8460 Alexandra Road, Richmond、TEL 604-214-0027)が、6月1日で開店1周年を迎えた。

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 神戸出身のオーナーシェフ黒山香織さんは2001年に来加。Vancouver Community CollegeでCulinary Artsのコースを2005年に修了後、家族の協力を得て2006年6月、同店オープンにこぎ着けた。日本では大阪音楽大学声楽科を卒業後、ピアノ教師をしていた黒山さん。最初のうちは、言葉や文化の違い、レストラン経営やビジネス方面の知識不足などで苦労も多かったという。

 約140平方メートルの店内には、テーブル席45席を設ける。黒と茶、えんじ色を基調にした落ち着いた内装の店内にはジャズ音楽を流し、客がリラックスして食事を楽しめる雰囲気を演出する。店名の「凡く~ら」には「自分の家にいるときと同じ普段通りの雰囲気(=凡)の中で、おいしく食事を楽しむ(=食う+楽)」という思いを込めた。

 出店場所の周囲には、日本食レストランをはじめ中華料理店など多くの飲食店が軒を連ねているため「日本食と言えばすしに天ぷら」という典型的なメニューに偏らないよう独自の工夫を加えた。ランチタイムには手作りのパンに豚カツや海老カツ、ハンバーグなどを挟んだサンドイッチとスープ、サラダ、自家製ポテトチップスのセット(10カナダドル)のほか、ハンバーグ、空揚げ、焼肉などの一品料理にご飯、みそ汁、天ぷらを付けたセット(10~12カナダドル)を提供する。

 自家製のゴマ豆腐、サーモンのクリームコロッケ、ギョーザや揚げ出しワサビ餅など、下準備に手間がかかるものもシェフ自身の手で最初から丁寧に作り上げる。人気メニューで1日限定10個までのハンバーグステーキセット(15~16カナダドル)は100%のAAAサーロインビーフをシェフ自らがひいて手作りするこだわりも。ソースは照り焼き味、カレー味のほかにケチャップと生クリームをベースにしたオリジナルの「オーロラソース」の3種類から選ぶことができる。想定客単価は、ランチタイム=10~15カナダドル、ディナータイム=15~20カナダドル。

 黒山さんは「一度食べに来たら、今度は友だちを誘ったり家族と一緒に戻って来たりしたくなるような質の高いおいしい料理を出すことはもちろん、アットホームな店の雰囲気づくりを心がけている。自分が心を込めて作ったものをお客さんに楽しんでもらい、『おいしかった、ありがとう』と笑顔で話しかけてもらう瞬間が一番幸せ」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~22時。月曜定休。

凡く~ら BONQULA目黒駅近くに「ホルモン稲田」オープン-西五反田「ミート矢澤」系列(品川経済新聞)高島屋大阪店に「東洋一の大食堂」限定復活-昭和レトロ風メニューも(なんば経済新聞)渋谷に「俺のハンバーグ」2号店-「型破り」な新ハンバーグ考案(シブヤ経済新聞)

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