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バンクーバーの公園脇に小さな共同食品庫 低収入家族補助の目的で市民団体が設置

共同パントリー(食品庫)「リトル・フリーパントリー」(写真= Marpole Mutual Aid Network)

共同パントリー(食品庫)「リトル・フリーパントリー」(写真= Marpole Mutual Aid Network)

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 バンクーバーのマーポル公園(1410 West 72nd Ave. Vancouver)北側に4月下旬、地域サポートグループが共同パントリー(食品庫)「リトル・フリーパントリー」を設置し、パンデミックの影響で増加した低収入家族などに利用を呼び掛けている。

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 設置したのは市民有志による団体Marpole Mutual Aid Network。黄色くペイントされた小さな食品庫には「Take what you need, give what you can. (必要な物を持っていって下さい。できる範囲で寄付をお願いします)」とシンプルなメッセージが書かれている。 

 パントリーの中には、缶詰やパスタなどの保存食、ピーナッツバターやシリアル、生理用品や紙おむつ、石鹸などを収納。中の物はパントリーの存在を知ったコミュニティの人々が自発的に補充する。

 利用にはフードバンクなどで必要な身分証明書なども提示もなく、中にある必要なものを各自持ち帰るのみ。「誰も監視はしていない。恥じる必要もない。」と多くの人に周囲の目を気にすることなく必要に応じての利用を呼び掛けている。

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