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バンクーバー国際映画祭、今年で40周年 日本から「ドライブ・マイ・カー」、「漁港の肉子ちゃん」など

アニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)も出品(写真提供=VIFF)

アニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)も出品(写真提供=VIFF)

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 バンクーバーで10月1日から、毎年恒例の「バンクーバー国際映画祭(VIFF)」が開催される。今年は日本から「ドライブ・マイ・カー」、「漁港の肉子ちゃん」、「スパゲティコード・ラブ」、「スパイの妻」の4作品が出品する。今年で40回目。

村上春樹さんの短編を原作にした作品「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)の一場面

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 今年はオンラインと劇場上映のハイブリッドで開催する同映画祭。今年も世界各国から113本の長編と74本の短編が出品され、市内各所の9劇場で全作品を上映するが、約85パーセントはオンラインでも上映する予定。

 オープニングにはベネディクト・カンバーバッチさん主演の「Electrical life of Louis Wain 」(ウィル・シャープ監督)を選出。海外の映画祭などで話題となった作品を上映するスペシャルプレゼンテーション部門では、セリーヌ・シアマ監督作品「Petite Maman」、村上春樹さんの短編を原作にした濱口竜介監督作品「ドライブ・マイ・カー」、チャン・イーモウ監督の話題作「One second」、テレンス・デイビス監督の「Benediction」、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の「Memoria」などが並ぶ。

 日本からは黒沢清監督作品で昨年のヴェネツィア国際映画祭最優秀監督賞を受賞した「スパイの妻」、丸山健志監督の「スパゲティコード・ラブ」、明石家さんまさんプロデュース、西加奈子さん原作のアニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)も出品。捕鯨の町の歴史を持つ宮城県鮎川町を題材としたニュージーランド人監督によるドキュメンタリー「Ayukawa The Weight of Life」(Tu Neill、 Jim Speers監督 )も上映する。

 他、是枝裕和監督が注目新人監督として自ら対談相手に推薦したという韓国のキム・ボラ監督(「はちどり」2018年)との対談、シンガーソングライターのリンダ・ペリーさんによるトーク、XR作品の上映など関連企画も行われる。

 チケットは劇場=15カナダドル~、オンライン=10カナダドル~。11日まで。

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