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国境なき医師団が難民キャンプ展示ツアー−キャンプ再現し実態説明
(2008年10月06日)
バンクーバー中央図書館(350 West Georgia Street, Vancouver)のNorth Plazaで10月2日〜6日、戦争などによる難民キャンプの展示ツアー「MSF(国境なき医師団) Refugee camp」が開催されている。同イベントは以前にヨーロッパやフランス、日本などでも開催された。
同イベントは、紛争や内戦などで難民がおかれている状況を理解し、多くの人に現実を知ってもらうことを目的に行われる。当日は、簡易トイレ、診療所、予防接種のテント、コレラなどの伝染病の治療センター、給水設備、子どもたちの栄養を管理するテントなど、実際に難民キャンプで使われているテントや医療器具などを利用して難民キャンプが再現された。キャンプに派遣された経験のあるボランティアがガイドとなり、グループごとに約1時間のツアー説明を行い、多くの子どもや参加者が熱心にガイドの説明に聞き入った。
ガイドのIsabelleさんは、それぞれのテントの前で「キャンプでは衛生面に気をつけないと、すぐに病気がまん延するので事前準備が大事。多くの医療スタッフや現地スタッフの連携や協力が必要」と予防接種の方法やコレラ患者の処置方法などについて器具を用いて分かりやすく説明した。
バンクーバー市内では1日に1人が約300リットルの水を使うことにふれ、「キャンプでは水がとても貴重なので1日に1人5リットルのみを支給。大人ではなく子どもたちが長い道のりを歩いて水を運ぶ」とも。家族を亡くした人や暴力や恐怖などを体験した人たちへの心の傷をケアするテントについても話が及んだ。
キャンプに志願するために参加したという精神科医の女性は「難民キャンプはテレビで見たり話しに聞いたりはしていたが、ガイドから想像していた以上のリアルな話が聞けた。キャンプにいる子どもたちの心のケアのお手伝いがしたい」と話す。
国境なき医師団は、医師や看護師をはじめとする非営利団体で、緊急医療援助を主な目的として、世界約60カ国で援助活動を行う。「キャンプによっては数年で終わるものから20年〜30年たってもまだ続いているキャンプもある。たくさんの人に現実を知ってもらえれば」(Isabelleさん)
開催時間は9時〜17時30分。
MSFパレスチナに生きる女性と子どもをとらえた写真展−奥沢のギャラリーで(自由が丘経済新聞)
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