バンクーバーにオフィスを構える留学エージェント「JPカナダ留学センター」（515 W Pender St）は6月23日、「第1回留学フェア」を同市ウオーターフロント近くの特設会場（328 Water St）で開いた。

　会場には、同市内の主要な大学、専門学校など15校のブースが並んだ。訪れた留学生らは、興味のある学校のカウンセラーから学校説明を受けたり、進路相談をするなどした。

　セミナーは、留学生が学校を探しやすくする目的で開催されたもの。1カ所でいくつもの学校説明を受けられるため、学生自ら1校ごとに予約して見学に行く必要がなく、学校を決めるまでの時間的ロスを省くことができる。

　参加校は、公立大学からビジネスマネジメントコース、メークアップアーティスト養成コースなどを持つ専門学校まで多岐に渡る。留学生らは、興味のあるコースを持つ学校のブースを回り、授業の進め方の話やカウンセラー自身の体験談を交えた説明を熱心に聞いていた。

　ESL（English as Second Language）卒業後、就職に役立つスキルを身につけようと学校を探していた布目敬さん（27）＝リッチモンド市＝は「一度に色々な学校の説明を受けられる機会が今まで無かったので、このようなイベントはとても助かる」と話していた。

セミナーについて、「たくさんの人に来てもらえて良かった。次回は待ち時間をもう少しなくす努力をしたい」と同社田中覚弘代表。今年秋ごろに2回目の開催を予定している。

　2002年6月設立された同社は、学校探しのサポートやカウンセリング、送迎サービスなどの留学エージェント業務を行い、設立以来5,000人以上の利用者がいるという。

JPカナダ留学センター