スピードスケート「世界距離別選手権」、リッチモンドで始まる

3月12日、スピードスケート「世界距離別選手権」が始まった。女子3,000メートルで穂積雅子選手は6位と健闘した。撮影:Shugo Takemi

3月12日、スピードスケート「世界距離別選手権」が始まった。女子3,000メートルで穂積雅子選手は6位と健闘した。撮影:Shugo Takemi

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 バンクーバー郊外、国際空港のあるリッチモンド市「リッチモンド・オーバル」(6111 River Road, Richmond)で3月12日、スピードスケート「世界距離別選手権」が始まった。昨年、12月にオープンしたばかりの会場での五輪プレ大会。2010年バンクーバー・オリンピックに向けて調整を図る世界各国の選手たちの動向に注目が集まっている。

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 初日は男子1,500メートル、女子3,000メートルが行われた。男子1位はShani Davis(米国)、2位、Trevor Marcicano(米国)、3位に地元の声援を受けたDenny Morrison(加)の各選手が入賞した。

 Shani Davis選手は競技後、「今日の動きは最高だった。氷の具合もテストできたし、五輪前に重要な順位につけたことも良かった。今日の試合を受けて来年に向けての自分の課題が分かった」と話し、低地に設置された会場の氷についても「チャレンジングな氷」と表現、「より競争的になれるからいい」と前向きに語った。

 3位に入賞したカナダのDenny Morrison選手は「いつも選手権が行われるときはホテルから会場に行くが、今日は朝起きて家からここに来た。オリンピックが地元で開催されるのは気持ち的にも良くて、改めていいなと感じた」とも。

 日本人は男子、杉森輝大選手が21位、女子は、穂積雅子選手が日本チーム最高の6位、大津広美選手は12位、石沢志穂選手が17位という結果となった。

 15日に閉幕する同大会。週末のチケットはすでに売り切れるなど、バンクーバーでの氷上スポーツの人気の高さがうかがえる。

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