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乳がん撲滅を目指し1万2千人がバンクーバーに集結
(2007年10月02日)
9月30日、冷たい雨が降りしきる中、バンクーバーのBCプレイス(777 Pacific Blvd., Vancouver)周辺で「CIBC Run for the Cure」が開催された。
主催はThe Canadian Breast Cancer Foundation(CBCF=カナダ乳がん基金)。1986年に乳がんの撲滅を目指して設立されたボランティア団体で、乳がんの予防・治療法に関する研究や乳がんについての知識をより多くの人々に知ってもらうための教育・広報活動、その活動に必要となる資金集めに力を注いでいる。
当日は、約12,000人のランナーや1,500人以上のボランティアらが参加。イベント当日までの累計で、過去最高の160万カナダドル(=約1億8,400万円)の募金が集まった。
「Breast Cancer Awareness Month(乳がんを知る月間)」を10月を直前に控えて行われた同イベントは、参加者がそれぞれのレベルに合わせて5キロと1キロのコースを走ったり歩くなどしてゴールへと向かうもの。それぞれの参加費35ドルの合計と集められた募金はすべてCBCFに寄付され、カナダでの乳がんに関する研究資金などに使われる。
会場はトレードカラーであるピンク色の帽子やTシャツ、シンボルマークであるピンク色のリボンを身に着けた人たちでにぎわった。開会式では、ゴードン・キャンベルBC州知事、サム・サリバン・バンクーバー市長のスピーチに続き、26歳の時に乳がんを発病し、現在ではそれを克服したルイーザ・モリスさんらが自らの体験談を話す場面もあり、参加者らは熱心に耳を傾けていた。
レースに参加したバンクーバー在住のシャノン・ジョンストンさんと、ポート・コクイットラム在住のリサ・カークランドさんは会社の同僚や家族が、それぞれ乳がんに侵された経験があり、彼女たちへの思いを胸に12人の仲間と一緒に5キロを走り切った。リサさんは「今年が初めての参加だったが、また来年もぜひ参加したい」と笑顔で語った。
バンクーバーでの開催は16回目になる同イベント。広報担当のアムトゥル・シディキィさんは「この16年間にわたるCBCFの活動によって乳がんに対する知識が高まり、マンモグラフィーや定期的な自己検診による早期発見などで、乳がんによる死亡率が激減した。これからは、今まで提供してきた情報を、英語圏の人々だけでなく、日本・中国・韓国・インドをはじめとするアジアのコミュニティーにも浸透させていきたい。アジア系の人たちはどうしても乳がんをプライバシーに関わることとして、公の場では話さず隠そうとしているように見受けられるが、どんどん表に出てきてほしい。闘っているのは、決してあなた一人じゃないのだから」と話した。
バンクーバーだけでなくBC州内の7カ所、そしてカナダ全土にわたって合計50カ所以上で同時開催された今回のイベント。来年も10月5日に開催を予定している。
Canadian Breast Cancer Foundation
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