カナダ人男性、地球温暖化と皮膚がん撲滅を訴え自転車の旅に

カナダ出身のRyan Stotlandさんが南米で1万2千キロを目指し自転車走行、地球温暖化防止と皮膚がん撲滅のための寄付を呼びかけている。

カナダ出身のRyan Stotlandさんが南米で1万2千キロを目指し自転車走行、地球温暖化防止と皮膚がん撲滅のための寄付を呼びかけている。

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 地球温暖化防止と皮膚がん撲滅を訴え、南米を自転車走行中のカナダ、モントリオール出身のRyan Stotlandさん(22)が、目標走行距離1万2千キロの目前の1万500キロ地点を通過し話題となっている。

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 自身のサイトとブログなどを通じて受けた収益金はすべてモントリオールのJGH Skin Cancer CentreとバンクーバーのDavid Suzuki Foundationが運営するClimate Change Awareness & Actionへの寄付に充てる。

 Stotlandさんは7月26日、リオ・デジャネイロを出発、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルーなど7カ国を訪れ、12月6日、エクアドルのクイートで旅を終了する予定。ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで旅の途中経過を南米の大自然の写真とともに報告して話題になっている。最近ではマチュピチュの遺跡を訪ねた様子を掲載、カナダ全土やアメリカ各地から「応援している」「素晴らしく意義のある取り組みだ」「子どもと一緒にブログを見て応援している」などの励ましと、旅の無事を祈るメッセージが数多く届いている。

 Stotlandさんは自身のブログで「自分にできる最良の形でチャリティーに貢献できるので、この旅を企画した」と話す。また、自分のしている事が本当に何かの役に立つのかという思いにとらわれたこともあるとし、「一人でも多くの皮膚がん患者を救える、一人でも多くの人が温暖化について考えてくれる可能性があると気付き、すぐにまた前に進む気になった。我々が地球に与えたダメージと皮膚がんの増加には強いつながりがある。(地球を元に戻すには)『もう遅い』という人もいるが、David Suzukiさんが『まだ遅くはない』と言っているように、自分も遅いとは思わない」とも。

 現在、大手銀行Royal Bank Canada、アパレル企業Reitmansなどのスポンサーも得、約12万8千カナダドルの寄付金が集まっているが、行程終了の12月6日までに更なる寄付を呼びかける。寄付はサイトで受け付けている。

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