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ゲームアプリ「Angry Birds」、バンクーバーで長編映画化-地元雇用増に期待

ゲームアプリで人気の「Angry Bird」がバンクーバーのVFXスタジオで長編映画化

ゲームアプリで人気の「Angry Bird」がバンクーバーのVFXスタジオで長編映画化

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 フィンランドに本社を置くコンピューターゲーム開発会社「Rovio Entertainment」は「Angry Birds(アングリー・バード)」の映画化に当たり、バンクーバーのVFXスタジオ「Sony Pictures Imageworks Canada」(1128 Homer Street, Vancouver)に製作を依頼した。映画・ドラマ撮影ロケや製作スタジオの多い「ハリウッド・ノース」として知られる同市では、州知事もコメントを発表するなど盛り上がりを見せている。

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 「Angry Birds」は、2009年12月のリリース以来、20億ダウンロード以上という記録的人気を誇るゲームアプリ。Rovio Entertainment社は、同ゲームのキャラクター関連商品や企画を展開して成功を収めている。2013年3月にはSmart TVやToonsTVなどを通してアニメ番組「Angry Birds Toons」を放送し、世界中でファン層の拡大を図ってきた。配信開始後7カ月で動画視聴回数が10億回を超える同番組の人気を受け、今回の長編映画製作が決定した。

 同作品の製作総指揮はMikael Hedさん(Rovio Entertainment社長)とDavid Maiselさん(「アイアン・マン」)。脚本を「シンプソンズ」のJon Vittiさんが担当し、プロデューサーにはJohn Cohenさん(「怪盗グルーの月泥棒」)とCatherine Winderさん(「アイス・エイジ」)を迎えるほか、Fergal Reillyさん(「スパイダーマン2」)とClay Kaytisさん(「アナと雪の女王」)が監督を務める。

 「世界中で『アングリー・バード現象』を巻き起こしている製作者たちが、その映画化を成功させようとするのは当たり前のこと。バンクーバーで製作に取り組むことによりその目的達成が確実となり、地域にはより多くの雇用供給の可能性が広がる」と喜ぶChristy Clarkブリティッシュ・コロンビア(BC)州知事。

 ソニー・ピクチャーズ・デジタル・プロダクション社のRandy Lake部長は「これまでに製作したどのCG映画よりも多くのアーティストたちを採用することになる」とし、「BC州はアニメやCG関連の高度な才能を持った人材が豊富なので、今後のスタジオの発展に大きく貢献する可能性を持っている」と期待を寄せる。

 同作は、Sony Pictures配給で2016年7月1日公開予定。

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