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スティーブストン、ドラマ撮影の町で知名度上げる-観光客誘致にも効果

町には毎回撮影を見学する多くのファンが集まる
写真提供:リッチモンド観光局

町には毎回撮影を見学する多くのファンが集まる 写真提供:リッチモンド観光局

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 リッチモンド市のスティーブストンがABC制作のテレビドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」撮影の街として知名度を上げ、観光客誘致にも効果を上げている。

「アナ雪」エルサも登場するドラマの撮影風景

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 漁港の町スティーブストンは新鮮なシーフードと沿岸の美しい遊歩道などが人気で、バンクーバーエリアの人も週末に訪れる観光地。日系人も多く住んでいた戦前の建物が多く残り、懐かしさを感じさせる街並みが特徴。

 2011年から放送されている同ドラマでは舞台の「ストーリーブルック」として町内のモンクトンストリートを撮影に使用。建物の名前や商店名などはドラマ仕様に変更しているものの、街にはドラマの風景がそのまま広がっているためドラマの人気上昇とともに同町への訪問客も増加。ロケが行われる日には出演俳優を一目見ようと世界中からファンが見物に訪れるようになった。

 リッチモンド観光局ディレクターのEd Gavsieさんは「撮影が始まる夏には休みを利用して北米だけでなくイギリス、オーストラリア、イタリアなどからもファンが集まって来た。『アナと雪の女王』のキャラクターが参加している今シーズンは特に多く、毎回約300人は見物していた」とし、「ローシーズンの冬場にも撮影があるので冬場の訪問客も約3割は増えている」と、その経済効果に喜ぶ。

 同観光局ではドラマで使用される建物が一目でわかる地図を作成。ドラマロゴを入れたTシャツ、マグカップやトートバッグなどの関連グッズも販売してファンを誘致。観光局フェイスブックで同町に招待する抽選を実施したところ、最初の3日間で5000を超える応募があり担当者を驚かせた。Gavsieさんは「観光局のツイッターでは撮影の風景や情報を書き込む度に格段に多くのリツイートがある」とも。

 現在観光局では抽選と並行して市内のホテルと提携。期間中のホテル滞在者にはドラマグッズを贈るプロモーションも行っている。詳細は観光局ウェブサイトで確認できる。

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