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なでしこジャパン、米に敗れる 会場は8割がアメリカ応援団

優勝したアメリカ代表 Photo by Jeff Vinnick/Getty Images

優勝したアメリカ代表 Photo by Jeff Vinnick/Getty Images

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 バンクーバーのBCプレースで行われた「FIFA女子ワールドカップ2015」決勝戦で、なでしこジャパンは2連覇をかけてアメリカと対戦。開始直後に大量失点を許し2-5で敗れた。

完全アウェーの中、最後まで声を限りになでしこジャパンを応援する日本サポーター

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 試合開始直後、前半3分であっと言う間にロイドに先制点を許したショックもまだ冷めやらぬ5分、再びロイドが2点目をシュート。会場の8割方を占めるアメリカ応援団の興奮は早くも最高潮に達し、日本人応援団はぼう然と見守るしかない状況に。

 その後もアメリカ側は圧倒的なパワーで主導権を握り14分にホリデー選手が得点、続く16分にはセンターサークルからのロイド選手のロングシュートもゴールし、得点差はあっという間に4点へ。27分に大儀見選手が今大会2点目のシュートを決め、33分には澤選手を投入し挽回を図り、 後半アメリカ側のオウンゴールで差を縮めたものの、54分にはヒース選手に決められ再び3点差へ。その後岩淵選手の投入など何度か巻きかえしを図るが試合終了を迎えた。

 試合後佐々木監督は「(ハットトリックを決められた)ロイド選手にはいつもやられている」と冗談を交えながらも「素晴らしい選手だ」と讃え、「この4年間チャンピオンとして誇りを持って成長してきた(なでしこジャパンの)選手たちを誇りに思う」と話した。

 今大会2得点をあげた大儀見選手は「チームとしても個人としても力不足を感じた。個人では得点をあげ、チームもここまで来たのは誇りに思うがまだまだ進化しなくてはいけないと実感している」と更なる向上への決意を話した。

 53,341人を動員した会場は大多勢を占めたアメリカ応援団で星条旗カラーに染まり「USA」の掛け声が連呼される完全アウェーの雰囲気だったが、地元在住日本人たちや日本からかけつけたサポーターも負けずに最後まで声を限りになでしこジャパンを応援した。

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