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バンクーバーの図書館で楽器の貸し出し開始 館内にレコーディングスタジオも

バンクーバー市立図書館で貸し出される楽器

バンクーバー市立図書館で貸し出される楽器

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 バンクーバーの市立中央図書館(350 West Georgia St. Vancouver、TEL 604-331-3603)で6月7日、楽器の無料貸し出しを始めた。

「へドリー」のジェイコブさん(中央)と「マザーマザー」のメンバー(右2人)

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 レコーディングスタジオも完備する同図書館が、トロントに次いでカナダで2番目に始めた楽器の貸し出しサービス。Sun Life Financial社が13万カナダドルとギターやウクレレ、バイオリン、キーボードなど100点を寄付し、楽器の修理やケアを楽器店Long & McQuadeが支援することで実現した。

 ローンチイベントには地元出身のロックバンド「へドリー」や「マザーマザー」のメンバーらも駆け付けた。地元サレー市やアボッツフォード市で育ったへドリーのジェイコブ・ホガードさんは「自分も最初のギターが買えるまでは姉のものを使っていた」と振り返り、「中流家庭で育った自分にとって図書館はCDを借りたりアートの知識を仕入れたりする場所だった。これまで音楽に触れるチャンスのなかった若い世代が図書館で楽器を使うことができるようになるのは素晴らしい」とサービスの開始を喜ぶ。

 1回の貸出期間は21日。貸し出すのはバンジョー、ベースギター、ギター、キーボード、バイオリン、マンドリン、パーカッション、ウクレレの8種で、図書館サイトでは楽器の基礎的な弾き方とケアの仕方なども紹介する。現在は中央図書館のみで貸し出すが、今後は市内各館でもサービスを開始する予定。利用には図書館カードが必要。

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