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「バンクーバー国際映画祭」開幕 「淵に立つ」、「仁光の受難」など日本作品も上映

オープニングフィルム「Maudie」のAisling Walsh監督(左から2人目)と出演俳優ら

オープニングフィルム「Maudie」のAisling Walsh監督(左から2人目)と出演俳優ら

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 バンクーバーで9月29日、「バンクーバー国際映画祭」が開幕した。オープニング・ガラの会場「The Centre for Performing Arts」(777 Homer St. Vancouver)にはレッドカーペットが敷かれ、映画監督や出演俳優らが華やかに登場した。

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 今年のオープニング作品は関節リウマチを患いながらも色彩豊かな作品を数多く残したカナダ人の画家、モード・ルイスさんの生涯を描いた「Maudie」(Aisling Walsh監督)。上映前には同作の Walsh監督が出演俳優らと登壇し挨拶、感謝の言葉を述べた。

 上映される主な作品は、いじめ問題を扱った「Milton’s Secret」(Barnet Bain監督)、異人種ミックスの人々の骨髄ドナー探しの問題を扱う「Mixed Match」(Jeff Chiba Stearns監督)、エミー賞を受賞したばかりのタチアナ・マスラニーさんプロデュースの「The Other Half」、ゾンビ菌が蔓延した世界で治療薬の鍵となる天才少女と人類を救おうと戦う人々を描いた「The Girl with All the Gifts」(Colm McCarthy監督)など。

 日本作品は「淵に立つ(英題 Harmonium)」(深田晃司監督)、「海よりもまだ深く(英題 After the Storm)」(是枝裕和監督)、「仁光の受難(英題The Sufferings of Ninko)」(庭月野議啓監督)など。日系カナダ人監督が東北大震災の後、被災者の人々のサバイバルと心の回復を追う「東北の新月(英題A new moon over Tohoku)」(リンダ・オオハマ監督)、Xジャパンのドキュメンタリー「We Are X」(Stephen Kijak監督)も上映する。

 チケットの購入はサイトまたは上映館窓口で。スケジュールはサイトに掲載する。10月14日まで。

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