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スマートカーでスペース節約-バンクーバー各所にインスタレーション

「Smart City Project」の一環で、West Georgia StreetとHomer Streetの角には、黄色い椅子「Muskoka Chair」と小さな砂場が出現した

「Smart City Project」の一環で、West Georgia StreetとHomer Streetの角には、黄色い椅子「Muskoka Chair」と小さな砂場が出現した

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 自動車メーカー「Smart Canada」が10月初めから約2週間、バンクーバー・ダウンタウン各所に設置した意外なインスタレーションが、道行く人の注目を集めた。同社がカナダの主要都市で展開している「Smart City Project」の一環。

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 都市部の環境問題を改善し、市民に考えるきっかけを提供するための多面的な試みを実践している同プロジェクト。トロントのダウンタウンでは今春、地元のアーティストによる作品で彩りを添えることにより、「(スマートカーのように)小回りの利く車なら抜け道として通ることができる」寂れた裏通りを、美しい通りに生まれ変わらせた。

 バンクーバーのプロジェクトでは、「斬新で視覚に訴え、かつユニークで注目せずにいられないような」インスタレーションで、「ほかの車に比べてスマート・フォーツーがどれだけ場所を取らない車か」を表現。節約した分のスペースに、椅子や砂場、バードバスなどの「都会のオアシス」を設けることで、市民の目を楽しませ、くつろぎや娯楽の空間として利用できるように変身させた。実際に同車を利用している人の名前が記された額には、「○○さんの賢い選択のおかげでこのスペースが有効利用されています」との説明書きが添えられた。

 「低燃費で楽しめる車『スマート・フォーツー』は、カナダ全土の消費者の皆さんに多くの利益をもたらしているが、特に混み合った都市部でその良さを発揮することができる」と自信を見せるメルセデス・ベンツ・カナダのTim A. Reuss社長兼CEO。「超小型サイズで小回りが利く同車の特徴をたくみに表現することで、皆さんに理解を深めてもらえれば」とプロジェクトの目的を説明する。

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