サンダーバードスタジアムでカナダ西部最大ヨガイベント「ヨガソン」

1,000人が集まった「ヨガソン」

1,000人が集まった「ヨガソン」

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 ブリティッシュコロンビア大学(UBC)サンダーバードスタジアム(6288 Stadium Road, vancouver)で7月21日、カナダ西部最大のヨガイベント「キャンプ・ムンバ・ヨガソン」が開催された。サマー・キャンププログラム「キャンプ・ムンバ」(Western Canadian Pediatric AIDS Society)主催。参加者らは、ヨガやさまざまなイベントを楽しんだ。

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 フェスは今年で5年目。今回は悪天候に見舞われたため、予想参加人数1,500人を大幅に下回ったが、ボランティア、サポーターを合わせて約1,000人が参加した。参加費は1人あたり20カナダドル。収益金は、HIV/エイズに感染する子どもたちが社会に適応する技術を身に付けるためのプログラムを営む「Western Canadian Pediatric AIDS Society」に寄付される。

 同日は14時開場。会場にはヨガ関連グッズ、オーガニック・コットンで作られた洋服、オーガニックピザ、野菜ジューススタンドなど、多種多様なテントが並んだ。子どもたちによる音楽の演奏やヨガ、ヨガウエアのファッションショーのほか、フェスの目玉として全員参加の「108分ヨガ=ヨガソン」などを行った。数字の108は、インドで物事の完全性、あるいは全体像を示す宗教上における神聖な数字。108分間のヨガを通し、皆と分かり合い、貴重な時間を分かち合うのが目的。それに伴い寄付金を募ることで同団体をサポートしていく。

 同団体は、1997年にHIV/エイズに感染する子どもたちのために設立。「ムンバ」とはオーストラリア原住民の言葉で「融合と娯楽」。「キャンプ・ムンバ」には「友人と共に楽しむ」という意味が込められている。同フェス共同設立者であるEoin Finnさんは「HIV/エイズに感染している大半の子どもたちは私たちが営むキャンプの参加費用を都合することができない。ヨガソンの収益金はそうした子どもたちのキャンプ費用に使われる。皆さんの気持ちが子どもたちに楽しみを与え、笑顔を生み出していることを忘れないでほしい」と話している。

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