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日系ビジネス協会、バンクーバーに寺子屋開塾 活発な議論から学ぶ場を

2回目の塾の様子

2回目の塾の様子

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 バンクーバーの日系ビジネス協会「企友会」がさまざまなテーマから「議論し、学ぶ場を」と5月に開塾した寺子屋「ばんてら」の第2回が7月19日、開催された。

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 企友会は1987年の設立以来、セミナーやゲストスピーカーによる講演会、交流会などを通して、相互扶助、日系ビジネス・社会の発展に従事している。「ばんてら」フェロー陣の一人で同会の谷口明夫副会長は「(イベントは)聞くだけのものが多く、気持ちを伝えて議論する場、学ぶ場が少ないとの声が理事会でも上がっていたため、同会の新プログラムとして『ばんてら』を開塾した」と話す。

 通年のテーマは「カナダに溶け込み、適用し、成長できる人材を生み出す」。カナダ在住1カ月から数十年に及ぶ塾生がいる中、第1回は「Youは何しにカナダへ?」を議題に改めてカナダへ来た目的を問い、第2回は「カナダでYouはローカルに溶け込んでいるのか?」をテーマに、フェロー陣と塾生らが「日本人の特性」「新しいコミュニティーへのアプローチ」「対ローカル企業とのビジネス」「そもそも溶け込むことへの要否」などを意見し、活発に議論を展開した。

 同会の澤田泰代会長は「参加者の方々と刺激し合って、考えて、より面白い『ばんてら』にしつつ、みんなでより元気になりたいと思っている」と話す。

 2カ月ごとの開催で、次回は9月を予定する。定員は各回15人。参加無料だが、企友会への入会が必要。

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