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バンクーバーのダウンタウンに廃材アート出現 ゴミの再利用考えるきっかけに

アーティスト、アシム・ワキーフさんがゴミを再利用して制作したアート

アーティスト、アシム・ワキーフさんがゴミを再利用して制作したアート

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 バンクーバーのダウンタウン、シャングリラホテル横の「バンクーバー美術館オフサイト(Vancouver Art Gallery Offsite)」(1128 West Georgia St. Vancouver)に11月10日、廃材を使ったアートが出現した。

制作されたアートの内部

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 アートを制作したのはニューデリーを拠点に活躍するアーティスト、アシム・ワキーフさん。人間が消費するペースとゴミが環境に与える問題を考え、リサイクルストア、ゴミ集積所、ゴミ埋め立て地などを回って集めた材料を使って今回の作品を仕上げた。

 使ったのは材木、ドア、窓枠、壁の一部や電気製品、空き缶、プラスチック類などで、建築現場、商業施設、家庭から出る一般的な廃棄物ばかり。ダウンタウン中心部の5つ星ホテル横、オフィスビルや高級ブランドショップが並ぶエリアに突然現れた廃材アートに、道行く人がしばし足を止め眺め入る姿も見られる。

 ワキームさんはアート設置に当たり開かれた、バンクーバー市とサイモンフレーザー大学共催の「ゴミの再利用を考える」イベントに出席。「バンクーバーは美しい街で自然を大切にする意識も高い街だが、ゴミの廃棄量が多く、(住宅地の再開発が多くあるため)ゴミになる廃材の量もとても多く驚いた」とし、「ゴミを分別して安心するだけでなく、その後の再利用についても考えてもらうきっかけになれば」と作品の意図を話す。

 展示期間は来年4月15日まで。

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