バンクーバーのオーガニックスーパー「CAPERSロブソン店」（1675 Robson Street,Vancouver TEL:604-687-5288）は9月15、16日の2日間、「12th Annual Living Naturally Fair」を開催する。

　毎年恒例の同フェアは、地元で採れた野菜や健康志向商品の販売、指圧コーナーの開設、音楽やシェフの調理実演などを行う。今年は会場の入り口近くに「apetizing alley（食欲をそそる小道の意）」を設ける。ふらりと歩くついでにコーヒーやハンバーガー、そのほかさまざまな食べ物を少量ずつ楽しめるのが特徴。昨年は11,000人以上が訪れたという。

　フェアでの売り上げは毎年地元の非営利団体に寄付される。今年の受領者は「MOBY（My Own Back Yard）」。MOBYはゴミで汚れた空き地を開拓し、公園や畑作りを精力的に行うユニークな団体で、コマーシャルドライブ周辺に住むメンバーを中心に約100人で構成されている。

　「CAPERS」は、地場産の自然でオーガニックな食品を消費者に提供しようと1985年に1号店がウエストバンクーバー市に誕生したのがはじまり。その後バンクーバー市内のキツラノに2号店が誕生し、ロブソン、キャンビー両ストリートにも店舗がオープンして地元の人々に愛され現在も着実な広がりをみせている。

　マーケティングマネージャーのAron Bjonsonさんは「フェア最大のコンセプトはCAPERS創立のお祝い。売り上げを同じ考えを持つ団体に寄付を行うことも、このスーパーを立ち上げたきっかけにのっとっている。住民のみなさん、子どもたちにも楽しんでもらえるイベントを用意している」と話している。

開催時間は両日とも10～17時。

CAPERS