6月22日から7月1日までの10日間にわたり、バンクーバーで「国際ジャズ・フェスティバル」が開催された。ノラ・ジョーンズをはじめ、多数の有名ジャズアーティストも参加するとあって、バンクーバーのみならず世界中のジャズファンの注目を集めた。
フェスティバルは地域NPO非営利団体のコースタル・ジャズ・アンド・ブルース・ソサエティー(Franco Ferrarri会長)が主催する同フェスは、となり、ジャズの振興やアーティストの活動支援などを目的に毎年開催されている。今年で22回目。
名称は「ジャズ・フェスティバル」だが、ジャズに限らずR&BR&Bやソウル、ロック、ブルース、ラテンなど多種多様なジャンルのパフォーマンスが行われ、ジャズに親しみのない人でも楽しめる音楽イベントとなっている。グランビル・アイランドやガスタウンなど、無料・有料ステージ合わせてあわせて40カ所の会場で演奏が行われ、されバンクーバー全体が音楽であふれた。
特に野外の無料ステージでは、開放的な夏空のもとアーティストと観客が音楽の楽しさを分かちあうことができ合い、ステージ周辺で音楽に合わせてあわせてダンスを楽しむ観客の姿も人もいた。また無料ステージと言ってもパフォーマンスのクオリティーは高く、バンクーバーの街角でジャズが聞けることから、多くの市民が音楽に親しんだ。
同フェスでは、さらに一般の観客とは別に、運営ボランティアのとしての活動も注目されるところである。コースタル・ジャズ・アンド・ブルース同団体では同フェスティバル開催前にインターネット上で参加者を募り、会場の設営やインフォメーションなどはボランティアを中心に運営された活動。ボランティアとして参加者した人には、同フェスのジャズ・フェスティバルTTシャツや有料コンサートの入場チケットなどが支給される。
今回、そのボランティア活動に参加した日本人留学生の平山訓子さんは、野外ステージの設営やゴミの回収作業などに携わった。週末の昼間のみの活動ではあったが、「ボランティアをすることで、大好きなジャズをより身近で感じることができた。地元の人とも音楽を通じて交流することができ、貴重な体験になった」と、一般の聴衆とは違った角度からも同フェスを楽しんだ様子。感想を述べた。同フェスティバル終了後にはボランティア同士の慰労会も開催された。、ボランティアとして参加することで一般の聴衆とは違った角度からも同フェスティバルを楽しめた。
250組1,800人以上のアーティストが世界各国から参加した同フェスティバル。開催期間中は51万0,000人の聴衆が音楽に親しみ、32ものコンサートチケットが完売した。