バンクーバー水族館がラッコの赤ちゃんを保護 発見時の適切な対応呼び掛けも

保護されたラッコの赤ちゃん

保護されたラッコの赤ちゃん

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 バンクーバー水族館の海洋生物保護センター(Vancouver Aquarium Marine Mammal Rescue Centre)が6月28日、生後2~4週間のオスのラッコの赤ちゃんを保護。健康状態は良好だが、エサの世話や毛づくろいなど本来なら母親から受けるはずの世話を受ける必要があるため、同センターのスタッフが24時間態勢でケアに当たっていると発表した。

ベビーベッドの中で体をくるむラッコの赤ちゃん

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 同センターのLindsaye Akhurstマネジャーは「ラッコは生後約6カ月まで母親と過ごし世話を受け、餌の取り方などを学んでいく。この赤ちゃんはまだまだ世話が必要な月齢で、1匹で海で生き残ることは不可能なので必要なケアを施している」と話す。

 赤ちゃんラッコはバンクーバー島北部の海上を1匹で泳いでおり、鳴きながらボートを追い掛けてきたところを発見者に保護された。周囲に大人のラッコの姿は見られなかったという。

 同センターは発見者の善意をくみながらも野生動物に触れることも捕まえることも違法であるとし、「一度自然から離すと母親が生きているのか母親の元に戻すことができるのかの判断ができなくなる」(Akhurstさん)と、迷子の動物を見つけた時は保護する前に専門家に連絡することを呼び掛ける。同レスキューセンターの緊急連絡先はTEL 604-258-7325(SEAL)。

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