バンクーバー水族館(845 Avison Way, Vancouver TEL 604-659-3474)で1月22日・23日、スキューバ・ダイビング普及イベント「ダイバーズ・ウィークエンド」が行われた。開催は今年で12回目。
BC州のダイビング関連団体が一堂に集まる恒例の同イベント。今年はCanadian Navy Diving Unit、Canadian Coast Guardなどの公的機関による活動状況や潜水器機の展示、州内のダイビンスポットの紹介、OlympusCanadaによる水中写真の撮り方講座、環境保護団体による写真展示など36のブースが館内に設置された。
館内のジョージア海峡水槽ではCanadian Coast Guard(カナダ湾岸警備隊)隊員によるデモ潜水が行われ、多くの子どもたちが潜水服を着用したダイバーの動きに見入り、ガラス越しにハイタッチを楽しむ姿も見られた。サメ水槽の前ではダイバーがサメと泳ぐ写真の展示とともに、サメの乱獲防止を訴えるブースも設置。多くの来館者が足を止め写真に見入り、絶滅の危機にひんしているサメの現況に聞き入った。
同館ダイビングセーフティー・オフィサーのJeremy Heywoodさんは「BC州の海はハワイやメキシコなど南の海に比べるとダイビング・スポットとしてそれ程有名ではないが、実は知る人ぞ知る良い場所が数多くある。多くの人にもっと海と近づくことができるダイビングについて知ってもらえる機会になれば」と期待を寄せる。