バンクーバー各所で10月1日~11月3日、観客参加型屋外シアター「The Zombie Syndrome: On Death Island(ゾンビ症候群:死の島にて)」が上演される。劇団「The Virtual Stage」の主催で、全公演完売だった昨年に引き続き2回目となる。
昨年の公演に参加したバンクーバー市民たちの働きにより、人類滅亡はいったん免れたが、カナダ国防軍の内部秘密情報者ウィリアム・サリバン軍曹が「ゾンビ症候群」のウイルスに効く唯一の治療薬を持ち逃げしてしまったため、今年もゾンビたちが増え続け、戦いが再燃してしまう、というストーリー。
同軍のベンジャミン・アラン軍曹からの指令に基づき、「ゾンビ症候群が地球上にまん延し、人類を滅亡の危機から救う」という壮大なミッションに挑む参加者たちは、スマートフォンを駆使して必要な情報やヒントを集め、謎解きをしながら街中を移動して次の場面に進む。移動中、至るところから出没するゾンビの餌食にならないように気を付けながら、サリバン軍曹の隠れ家を見つけなければならないという設定。
「大成功に終わった昨年に引き続き、新しい作品を創作することができ、とても興奮している」と話すThe Virtual Stageの芸術監督兼脚本家・演出家のアンディ・トンプソンさん。「全てが初めての試みだった昨年は、観客の皆さんからさまざまな声を聞くことができた。そのときの意見や反省点を生かして、物語としては昨年の続編だが、初めての人も昨年参加した人も楽しめるよう、ゾンビの数を増やしたり各ロケーション間の移動距離を短くしたりするなど工夫してより良い作品に仕上がっているはず」と自信を見せる。
火曜~日曜=18時30分~、19時~、19時30分~、20時~、20時30分~の1日5回公演。上演時間は約90分。チケットは25カナダドル(10月1日・2日のみ、プレビュー料金=12.50カナダドル)で、各回の定員は15人。サイトのみでの販売となる。当日の集合場所は、イベント前日に電話で参加者たちのみに知らされる。天候に応じた歩きやすい服装と靴で参加すること。