スティーブストン日加文化センター（4111 Moncton Street, Richmond）で4月24日、薬膳料理講習会が開かれる。主催はスティーブストン日本語学校で、同校元教師の中元優子さんが講師を務める。

春先、花粉症の多い時期に中元さんが勧めるデトックス用の配合「オウギ・ナツメ・クコの実・菊の花」

　当日は、「中医学とは」「西洋医学と中医学との違い」「陰陽説・五行説」について説明し、家庭で作ることのできる簡単なレシピを紹介する。「『薬膳』と聞くと、難しく考えてしまう人も多いが、実は普段の食生活の中で知らないうちに取り入れていることが結構あるので、そこに気付いてもらいたい」と、今回の目的について話す中元さん。「小さなことを実行に移すことで生活習慣が変わり、体質改善につながる。ぜひ、試してみてもらえれば」と呼び掛ける。

　日本語教師・校長として14年間教壇に立っていた中元さんは以前から東洋医学に興味があり、定期的に受診していた医師の「（中医学は）あなたに合っているかもしれない」という何気ない一言で一念発起。中医学の免許を取るために大学で勉強を始め資格試験に合格。在学中からボランティアで健康講座を開いたりしていたが、3月からは中医学クリニック「Sea Island Wellness Clinic」（#6240-4000 No.3 Road, Richmond、TEL 604-220-8027）を開院し本格的に診療を始めた。

　同クリニックでは2部屋の診療室を設け、はり治療や、漢方薬処方、カッピング、食事療法指導などを行っている。診療時間は9時～18時。日曜休診。

　講習会の開催時間は19時～21時。定員25人。参加費12カナダドル。申し込みは17日まで。電話（604-274-4374）またはメール（ngakko@telus.ca）で受け付ける。5月22日には、同様の講習会を英語でも行う予定。