10月10日に閉幕したバンクーバー国際映画祭のクロージングガラで各賞の発表が行われ、日本作品「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)が観客賞(Rogers People’s Choice Award)を獲得した。日本作品の同賞受賞は昨年の「そして父になる」(是枝裕和監督)に続いて2年連続となる。
観客賞は映画祭期間中、観客の投票数が最も多い映画に贈られるもの。同作品はバンクーバー映画祭常連の石井裕也監督がバンクーバーを舞台にした作品として注目を集め、ワールドプレミアとなった上映には監督、主演の妻夫木聡さん、亀梨和也さんも現地入り。地元メディアも大きく取り上げ、前売り券は連日完売するなど話題となった。
開催33回目となる今年は70カ国超から365作品が出品した。