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バンクーバー・ファッションウイーク参加のデザイナー中島篤さん、抱負を語る

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 3月22日まで開催されていた「バンクーバー・ファッションウイーク」に登場した日本ブランド「ATSUSHI NAKASHIMA」のデザイナー、中島篤さんが取材に応じた。

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 中島さんは2003年にオンワードファッション大賞のグランプリを受賞後、審査員を務めたジャン・ポール・ゴルチェさんに誘われ渡仏。ゴルチェさんの下でヘッドデザイナーを務めた経験を持つ。「受賞作品は一見シンプルだがオートクチュールのテクニックを使った服だった。そこにゴルチェさんが気付いてくれ、目をかけてくれたようだ」と話し、7年間のフランス滞在を「英語も話せなかったので最初は本当に身ぶり手ぶりだった」と笑いながら振り返る。

 「日本にいたころは伝統的な文化は特に意識していなかったが、ゴルチェさんが古いデザインを大事にして新しいデザインに生かしているのを見て、伝統や過去のデザインを学ぶことの大切さを学んだ。今の自分のブランドでもそれが変わらず基本にある」と話す。

 今回発表した2015年秋冬コレクションのテーマは「SPUTNIK」。世界初の無人人工衛星の名を選んだ理由を「普段から異業種の人たちとの交流が多くあり、衛星の内部や部品を製作する企業を見学させてもらいインスピレーションを受けた」と説明する。「電子基板をプリントしたものや蛍光色を使用した作品があり、未来的なイメージ」とも。ショーではモデル30人を使い30ルックを披露した。今後について、「海外で積極的に作品を発表していきたい」と抱負を話す。

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