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なでしこジャパン、決戦の地バンクーバーに到着 笑顔で声援に応える

バンクーバー空港に到着した「なでしこジャパン」

バンクーバー空港に到着した「なでしこジャパン」

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 FIFA女子ワールドカップカナダ大会に参加する日本代表「なでしこジャパン」が6月1日、バンクーバー国際空港(3211 Grant McConachie Way, Richmond)に到着した。ロビーに集まった現地ファンが日本の国旗を振って出迎え、「なでしこ頑張れ~!」「試合見に行きます」などと声援を送り、選手たちは笑顔で応えた。

ドイツ語でインタビューに応じる大儀見選手

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 選手たちの到着を待つ間、大会マスコットの白フクロウ「シュエミー」は、子どもたちと遊んだりカメラに向かってポーズを取ったりして盛り上げようとし、FIFAボランティアスタッフは「今、着陸したみたい」「もうすぐあのドアから出てくる。出てきたら大きな声で迎えよう」と待ち構えるファンたちに声を掛けた。

 「どの国の選手を出迎えるのもうれしいが、前回のチャンピオンでもある日本代表選手たちにようやく会えると思うと余計にドキドキする。彼女たちはジャージー姿ではなく、ビシッとジャケットを着て背筋が伸びていてとても魅力的。選手たちだけでなく、日本のファンの人たちは皆マナーもいいと評判がいい。もっとうるさいほど応援してもいいくらい」(同スタッフ)という声も。

 佐々木則夫監督は「いよいよカナダに入り、これから決戦だという気持ち。今までしっかりとベースを作ってきたので、仲間を信じてやっていけば結果が出ると思う」と抱負を語り、キャプテンの宮間あや選手は「(来加前に)慣れた環境でいい準備ができた。カナダに来られて興奮している」と笑顔を見せた。

 大儀見優希選手は「ディフェンディングチャンピオンとして挑めることを誇りに思うし、当然2連覇を目指してチームはやっていく。難しい大会になるとは思うが、自分たちはそれを成し遂げられる自信がある」と意気込みを見せ、今大会で注目しているチームとして、アメリカ、ドイツ、フランス、ブラジル、スイスを挙げた。1次リーグ初戦で8日(日本時間9日)に対戦するスイスのメディアからドイツ語でメッセージをリクエストされると、しばらく考えた後で「お互いに頑張ろう。でも、試合は私たちが勝たせてもらう」と力強く答えた。

 同大会バンクーバー地区マネジャーのRita Rogersさんは「先月15日に到着したカメルーンを皮切りに、エクアドル、スイスと各国代表が続々とバンクーバー入りし、今日の日本代表でグループCの全チームがバンクーバーにそろった。大会期間中、ここに集まってくれたファンの皆さんのように市内、そしてカナダ全体が盛り上がり、世界中から注目を集めることになるはず」と期待を寄せる。

 佐々木監督は、地元の日本語学校の子どもたち約200人が思い思いのメッセージを寄せ書きした大きな日の丸の旗を受け取り、「ありがとう。応援してね」と握手を交わして記念撮影に応じた。

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