メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスに入団した工藤壮人選手が1月22日、会見を行った。
工藤選手は今回のメジャーリーグへの移籍の理由を「自分自身もっと上のレベルでプレーをしたいと思っていたし、もっと成長したいと思っているため」と説明。ホワイトキャップスでは「攻撃に守備にハードワークをし、ゴールを決めて貢献したい」と決意を表した。
昨シーズンは得点に苦労していたホワイトキャップスだが、工藤選手は「プレッシャーはない。『ゴールを決めてほしい。それが欠けているチームなので』と聞いており、そこを達成するために来た。しっかりと活躍してたくさんゴールを決めることでメジャーリーグが注目され、日本からも多くの選手がプレーしに来るようになれば」とも。
監督からは「ワントップ、ツートップともに起用するつもりだと言われているので期待に応えたい。メジャーリーグはタフでボディーコンタクトも多いしさまざまな選手が集まっている。日本では経験できないプレースタイルに接し、いろいろ学んでいきたい」と意気込みを話す。
英語は現在勉強中だが、「練習では言葉の面では特に苦労はしていない。チームメートは明るい選手が多いのでとても良い雰囲気」と話し、チームにはスペイン語を話す選手も多くいるので「余裕ができたらスペイン語にも挑戦したい」と笑顔を見せた。
バンクーバーでの新生活は「慣れないこともあるが楽しんでいる」といい、街の印象は「自然が多く美しい街だが家賃が高い」と苦笑い。「日本人やアジアの人たちに自分のプレーを見て試合を見に行きたいと思ってもらえれば。地元のコミュニティーがサッカーを通して盛り上がればうれしいので、多くの人と交流する機会も作って行きたい」と笑顔で話し、現地在住の日本人には「どんどんスタジアムに足を運んでもらい、街中でも見かけたら気軽に声を掛けてほしい」とメッセージを送った。