バンクーバーのBCプレース・スタジアム(777 Pacific Blvd. Vancouver )で3月6日、地元MLS(メジャーリーグサッカー)チームの「バンクーバー・ホワイトキャップス」が今シーズン開幕戦を行い、2-3で「モントリオール・インパクト」に敗れた。
カナダチーム同士で迎えた開幕戦。同スタジアムにはチケット完売の2万1120人が来場し、ホームで弱いといわれる同チームの汚名返上を期待する「キャップスファン」であふれた。
先シーズンからの選手を主体に先発メンバーを組んだ同チーム。シュート数では21-11と相手を上回ったものの得点につなげることができずに試合は終了。ロビンソン監督は「ホームで負けるのはつらい。選手は何度もトライしたがうまくいかなかった。次に進むしかない」とコメントした。
唯一の日本人、工藤壮人選手は80分過ぎから約10分出場。ロビンソン監督は「プレーは良かったと思う。調子も出てきておりよく動いていた」とたたえ、「シーズンの先は長いので90分の出場は焦らずに様子を見ながら出てもらうつもり」と今後の期待を話した。
工藤選手は「非常に盛り上がり、このスタジアムの良さである選手、サポーターの一体感を抱いたゲームだった」と初戦の感想を話し、「まずはゴールを取るためにピッチに立てたのでスタートを切れたと思う。今後はスタメンに名を連ねられるようにしっかりと準備をしていきたいので期待していただければ」と意気込む。
同チームは12日にカンサス、19日にシアトルで遠征試合を行い、26日にBCプレースで対ヒューストン戦に挑む。