バンクーバー市、三菱の電気自動車「I MiEV」を導入-テスト走行へ

バンクーバー国際オートショーに展示された三菱自動車「i-MiEV」。

バンクーバー国際オートショーに展示された三菱自動車「i-MiEV」。

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 バンクーバー市は4月6日、三菱自動車の新世代電気自動車「i MiEV(アイ・ミーブ)」の市内走行試験を年内に実施することを発表した。同市とブリティッシュ・コロンビア(BC)州の電力会社BC Hydro社にそれぞれ1台ずつ導入し、デモンストレーションや走行試験を行った後、順次追加する予定。

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 BC Hydro社では、2010年までにカーボンニュートラル(炭素中立)を達成するためにさまざまな取り組みを始めており、すでにハイブリッド車やプラグインハイブリッド電気自動車を導入するなど、特に社用車が排出する温室効果ガスの削減に力を入れている。

 Gregor Robertsonバンクーバー市長は「ほかの都市に先駆けて最新の電気自動車を取り入れることは、バンクーバーが世界一環境に優しい都市としてリーダーシップを取っていく上で必要なこと。公共交通機関の充実や自転車通勤、徒歩通勤を勧めることに加えて、電気自動車を使用することは温室効果ガスを減らすために重要だと思う」と話す。

 同車は、軽自動車「i(アイ)」をベースにした4人乗り、ゼロ・エミッションの電気自動車で、永久磁石式同期型の電気モーターとリチウムイオンバッテリーを使用する。100ボルトの家庭用電源を使うと約14時間でフル充電でき、1回の充電での走行可能距離は160キロメートル。最高時速130キロまで出すことが可能。

 現在、ニュージーランドやオーストラリア、ヨーロッパ、アメリカ、日本で実用化のための実証試験やプロモーション活動を行っており、日本では7月から法人向けに発売を開始する。

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