バンクーバーのダウンタウン中心地Dunsmuir St.に6月15日、自転車専用レーンが開通し、バンクーバー市長自らが自転車でテープをカット、市民とともにオープニングを祝った。
新たに設けられた自転車専用レーンは、Hornby St. から、既に自転車専用レーンがあるDunsmuir Viaductまで続く。道路北側部分を低いコンクリート塀または植え込み、駐輪ラックなどで隔て、自動車用の1レーンとほぼ同じ幅を自転車専用とした。開設にかかった費用は約81万カナダドル。
オープニング当日には、自転車愛好家で知られるGregor Robertsonバンクーバー市長が自ら自転車で乗りつけテープカット。「これで、自転車でイーストサイドからダウンタウンに入る道は安全になった。昨年のバラード橋の専用道開通以来、ダウンタウンに自転車で来る人の数は確実に増えている。今日の開通でさらに多くの人が自転車利用を考えに入れるだろう」とあいさつで語った。
市では自転車の安全を確保することが自転車利用者の増加につながるとし、今後2年間で2,500万カナダドルをかけ自転車専用レーンを増やしていく予定。ダウンタウンではバラード橋からウオーターフロントまでの南北道への開設が候補として挙げられている。