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バンクーバーの生花店、徹底したエコへの取り組み-地域開発への貢献も

生花店「Olla Urban Flower Project」ではバンクーバー近郊のアーバンガーデン、フェアトレードの商品のみを取り扱う。

生花店「Olla Urban Flower Project」ではバンクーバー近郊のアーバンガーデン、フェアトレードの商品のみを取り扱う。

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 バンクーバー・ダウンタウンのイーストサイドに今夏オープンした生花店「Olla Urban Flower Project」(235 Cambie St., Vancouver、TEL 604-609-6552)がエコに対する取り組みとコミュニティーへの貢献で注目を集め、順調に客足を伸ばしている。

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 オーナーはDionne FinchさんとMegan Bransonさんの2人。1888年に建てられた歴史的建造物の2階部分に1,200平方フィートの店舗を構える。店名の「Olla」は、農業の神「スケッルス」のシンボルにもなっている「陶器製の鍋」を意味するラテン語に由来し、「『プロジェクト』という単語を加えることで、単に花を売る店として終わってしまうのではなく、来店客や取引先の人たちが何かを感じ、考えてもらうきっかけを作ることにつながれば」(Dionneさん)との思いから名付けた。

 同店で取り扱う商品は、バンクーバー近郊のアーバンガーデン(都市型庭園)で栽培されたものが中心で、フェアトレードのものに限って仕入れる。ゴミのコンポスト(堆肥化)や100%リサイクル可能な材料を使った包装を行うだけなく、商品の仕入れに行く際には自分たちでバケツを持参してなるべく段ボール箱などのパッケージも使わずに済むようにするなど、徹底した「Zero Waste(ゴミ・ゼロ)」のビジネス運営に取り組む。

 Dionneさんは「ダウンタウンのイーストサイドは常に雇用率が低いエリア。地域開発に興味を持っていたので、以前からビジネスを立ち上げるならこの場所で、と決めていた」とロケーション選択の理由を語る。同エリアの住民たちが集まる「カーネギーセンター」にすべて卸値で花や植木を提供した同店。「ボランティアの人たちやセンターを利用する人たちに笑顔が増えたような気がした。手入れの仕方などを説明したが、とても熱心に聞いてくれてうれしかった」と喜ぶ。

 「ガスタウンは再開発が進み、多くのクリエーティブな若者たちがどんどん集まっている。大きな庭付きの一軒家ではなく、狭いアパートに住んでいる人やダウンタウンのオフィス内でも花や緑を置いて癒やしの空間を作りたいという人たちは多い」と話すDionneさん。今後は、同店で取り扱う商品に「二酸化炭素(CO2)排出量を削減する力がどれだけあるか」を点数化し、「ポイント表示」を行うシステムを取り入れ、さらにエコに対する意識を高めようと計画している

 営業時間は、月曜~金曜=12時~19時、土曜=11時~16時、日曜=予約のみ。10月27日には、地元大学のアート専攻の学生を講師に招いてハロウィーンの「Pumpkin Carving(お化けかぼちゃ作り)」教室も開催予定。

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