バンクーバー発のコーヒーショップ「Blenz(ブレンズ)」は2月1日から、BC州内の店舗で「Blenz Red Band(ブレンズの赤いバンド)」月間を始め、地元メディアや個人ブログ、ツイッターなどのソーシャルメディアで取り上げられ話題を呼んでいる。
2月中に同店のホット系ドリンクを注文するシングル客に特製の真っ赤なスリーブ(紙コップに付ける断熱用の紙製の帯)を配布する同キャンペーン。地元メディアで働くYuliya Talmazanさんが1カ月ほど前同社にアイデアを持ち込み、バレンタイン企画として採用された。
「バンクーバーは雨の日の多さよりも、シングルの多さが目立つ。1人でバレンタインデーを迎えるのはとても寂しい」とぼやくYuliyaさん。「最近は新しい出会いの場が少なくなったような気もする。自分がシングルだということを周りの人に何気なく知らせるような印があれば、と思った」と話す。
同社のGeorge Moen社長は「コーヒーを飲むのは単なる言い訳で、コネクション作りが実際の目的。人とのつながりを作ることをモットーにしている当社にぴったりのコンセプトだと思った。Red Bandが地元のシングルの皆さんの出会いのきっかけになれば」と期待を寄せる。
同社特設ブログでは、デートのコツやバンクーバーのデートスポットなどについての記事を掲載しており、「自称シングルでもいいの?」「ゲイの人用に虹色バンドも作ったらどう?」など、ユニークなコメントも寄せられている。
2月中に、ツイッターで#BlenzRedBandのタグを付けてつぶやくか、フェイスブックのファンページで「Like(イイネ)」ボタンをクリックする、または書き込みで「Blenz Red Band」と入れると、バレンタイン関連グッズの詰め合わせ「ブレンズ・ロマンス・キット」が当たる抽選に自動的に応募できる。「ブレンズ・ラブストーリー」と題して、実際に赤いバンドをきっかけにした出会いのエピソードを投稿したカップルの中から1組に豪華商品が当たるチャンスも(当選者は3月1日発表)。