バンクーバー、ダウンタウンのリステルホテル(1300 Robson St.)のギャラリースペースで3月20日、企画展「BRIC」が始まった。
ブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国からのアーティスト作品を集めた同展。コラージュ、オブジェ、ミクストメディアなど「次世代を担う力を持つ国」から6点の作品を展示する。
中国のアーティスト、Wang Shugangさんの真っ赤な男が屈(かが)んでいるオブジェ8体は、昨年のバンクーバービエンナーレ時にパブリックアートとしてコールハーバーの広場に展示していたもの。同ホテルでは1体をホテルの受付横に、2対はロビーに設置し、残りの5体はギャラリースペース中庭に展示し人目を引いた。
同ホテルのギャラリースペースはロブソンストリート沿いに面し、外からでも中の様子が分かる開放的なギャラリーで入場は無料。ホテルの部屋内も世界中からのアーティスト作品をインテリアに使うなど、さまざまな種類のアート作品の普及に努めている。
同展は5月末までだが、同ホテルでは常に新しい展示をバンクーバービエンナーレの創設者であるBarrie Mowattさんの監修の下で開催している。