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バンクーバーに稀少茶葉扱うティールーム-「ティーハンター」が直接買い付け

O5 Teaのオーナーの1人、各国を旅して茶葉を仕入れる「ティーハンター」のペドロさん

O5 Teaのオーナーの1人、各国を旅して茶葉を仕入れる「ティーハンター」のペドロさん

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 バンクーバーのキツラノエリアに8月下旬、中国、韓国、日本などアジアの厳選された茶葉を中心に取り扱うティールーム「O5Tea」(2208 4th Ave, Vancouver)がオープンした。

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 店内はカウンター席のみで16席。ウッドパネルを壁面に使い、自然を意識したシンプルなバーのような内装。店名は同店のこだわり「(茶葉が)どこで栽培されたのか、誰が栽培したのか」という起源(Origin)の「O」と、自然の5大要素(地、火、空、水、風)の「5」を合わせて名付けた。

 オーナーの1人、ペドロさんは以前、大手企業に勤め、中国に滞在していた際、山登りに魅せられ、その山でさまざまな農園の人、茶葉に出会ったことがきっかけで同店をオープンした。「バンクーバーのお茶はブランド重視で、茶葉が本来持つ味ではなく、バニラフレーバーなど機械的に味付けされたお茶が多い。本物のお茶をバンクーバーにも紹介したい」との思いから出店に至った。

 同店で取り扱うお茶は全てペドロさんが「ティーハンター」として各国を旅し、茶葉農園からじかに仕入れた稀少な茶葉ばかり。中国雲南省の山奥の農園やネパールのグルカ地方などから、「ホワイト」「ブラック」「グリーン」ティーなどの良質の茶畑を見つけ、少量を買い付けている。

 ウーロン茶でも種類や収穫時期によって味が違い、ワインのように歳月とともに深みの増す年代物の茶葉、逆に鮮度が大切な種類もあり、雲南省から仕入れたホワイトティー「White Moonlight」は冷やし、香りを堪能できるようシャンパングラスに注いで提供するなど、それぞれの特性によって、茶の入れ方、提供する急須、器も異なる。

 現在、取り扱っている茶葉は16種類(テイスティング=3カナダドル~、販売は40グラム=8カナダドル~)。それぞれの茶に合う「軽い」おつまみやスイーツのタパスメニュー(3カナダドル~)も用意し、取り扱う茶葉は3カ月ごとに変える。「本日のおすすめティー」メニューは毎日変更する。

 「おすすめできるお茶は、体が今、どのようなお茶を求めているのか、どういう気分なのかなど季節やその時の体調、その人の『気』(エナジー)によって異なるので、相談していただければ。11月にも日本各地へ良質のお茶に出会うため『ティーハンティング』に訪問する予定。これまでも多くの日本人とお茶を分かち合ってきた。コーヒー文化が目覚しい発展を遂げている日本だが、私たちのお茶も試していただけるとうれしい」(同)。

 営業時間は月曜~金曜=9時30分~22時、土曜・日曜=10時~21時30分。

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