Vancouver Police Museum(バンクーバー警察博物館:240 E. Cordova Street, Vancouver、TEL 604-665-3346)で3月15日~29日、春休みの子ども向けプログラム「Forensic Science for Kids」が開かれ、人気を集めている。
参加者は受付で手帳サイズの「捜査マニュアル」を受け取り、自分で犯罪解決のヒントを集めながら館内を順に回る。犯罪現場の検証、指紋採取、現場に残された証拠物品の精査、モンタージュの作成などを通して、警察の犯罪捜査を実際に体験できる。平均所要時間は約1時間。
同博物館は1932年に建てられた歴史的建築物で、検視官による裁判所や、身元不明の死体公示所、科学捜査班の検死解剖所として実際に使われていた場所。1980年以降は映画撮影に頻繁に使われ、1986年から博物館として一般に公開した。
過去にバンクーバーで起こった凶悪事件で実際に犯行に使われた凶器や当時の新聞記事、現場の写真などのほか、警察官の制服やバッジなどバンクーバーの警察・法科学に関する1870年代から現在までのものを展示している。
同博物館スタッフのHilary Stewartさんは「家族全員で謎を解き、楽しみながら法科学の実際に触れることができる内容になっている。特に小学4年生以上におすすめのプログラム。参加した子どもたちが、本物の警察官顔負けの真剣な表情をして『捜査』を進める様子がほほ笑ましい」と話す。
開館時間は9時~17時で、同プログラムの開催は12時~16時。博物館入場料(大人=7ドル、学生・シニア=5ドル、6歳以下=無料)のほかにプログラム参加費1ドルが必要。日曜・祝日休館。春休み期間後は、毎週土曜のみ開催。