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バーナビーで「クィディッチ世界大会」-7カ国代表120人超が集結

クィディッチ選手たちの白熱ぶりで、思わず空を飛んでいるのかと錯覚する場面も

クィディッチ選手たちの白熱ぶりで、思わず空を飛んでいるのかと錯覚する場面も

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 バーナビーのスポーツ複合施設「Burnaby Lake Sports Complex West」(3677 Kensington Avenue, Burnaby)で7月19日、「クィディッチ世界大会(2014 Global Games)」が開かれ、7カ国から集まった120人以上の選手がハリー・ポッターの世界さながらの熱戦を繰り広げた。

男女入り混じってクアッフルの奪い合い

 当日は時折小雨降る中、選手たちがピッチ内を「空を飛ばない」ほうきを片手に走り回り、男女問わず激しいタックルで相手の攻撃を阻止するなど、白熱する試合が繰り広げられた。会場は、チームロゴの入ったシャツを身に着けたり、魔法使いのローブで仮装したりして応援する家族の姿や、ハリーポッターファンで「一度実際に見てみたかった」という観客らの声援でにぎわった。

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 クィディッチは、J・K.・ローリングの小説「ハリー・ポッター」シリーズで登場する「魔法界で人気」のスポーツ。物語の中では空飛ぶ魔法のほうきに乗って競技を行うが、マグル(=魔法使いではない普通の人間)のクィディッチでは、普通のほうきに常にまたがった状態でプレーし、「クアッフル」に見立てたバレーボールを相手チームのゴールに投げ入れて得点を競う。1チームはチェーサー3人、キーパー1人、ビーター2人、シーカー1人の計7人で構成され、1ゴール10点で、シーカーがスニッチを取った時点で30点獲得して試合が終了する。

 2005年に米・バーモント州のミドルベリー大学で始まった同競技は、現在では北米を中心にオーストラリアやヨーロッパ各国の300以上の大学や高校のチームで楽しまれるまでに広がり、定期的に各地で大会が行われている。今大会は、前回の覇者アメリカが圧倒的な強さを見せつけて優勝し、オーストラリア(2位)、カナダ(3位)が続いた。その他の参加国はイギリス、フランス、ベルギー、メキシコ。

 カナダ代表チームでビーターを務めたクィディッチ歴5年の城間恵真さんは「常に片手でほうきを持っていないといけないので慣れるまで難しいが、たくさんの要素を含んだとてもユニークな競技なので、プレーヤーとしても観客としてもとても楽しめる」と同競技の魅力を説明する。

 ハリー・ポッターの大ファンという地元高校生デイナ・ホーンさんは「こんなに激しいスポーツだとは想像もしなかったので驚いた。ほうきで飛び回っていないだけで、あとは物語の中のクィディッチをルールなどもほぼ忠実に再現してあり、きちんとした競技として成り立っていた。大学生になったら自分も挑戦してみたい」と観客席から身を乗り出して観戦していた。

 国際クィディッチ協会代表のアリシア・ラッドフォードさんは「大学のクラブ活動を中心として競技人口が増えている。今後もさらに国際的に輪が広がっていってほしい。今のところ日本からの参加はないので、ぜひトライしてほしい」と呼び掛ける。