バンクーバー・ダウンタウンにあるBCプレース（777 Pacific Blvd., Vancouver）で8月18日～22日、クリスマスシーズン恒例となったセントポール病院（1081 Burrard Street, Vancouver）の豪華なライトアップ「Lights of Hope」に使用するための電飾類を整理、分類する作業が行われた。

　地元の建築コンサルティング会社「Stantec」の社員とBCITの学生ボランティアたちが、1日9時間ずつ、絡まったコード類を解いたり、色や形別に分類したり、電球が切れていないかを確認しながら、全長10キロにも及ぶデコレーションと格闘した。

　「Lights of Hope」キャンペーンは、同病院への寄付集めのために毎年行われているコミュニティープロジェクト。集まった寄付金は、最先端の治療提供や病気の治療法開発のための研究費用、今後の医療業界で活躍する人材を育てるための教育費用に充てる。今年は、昨年の合計額240万カナダドルをさらに上回る寄付金が集まることを期待しており、同病院の最高経営責任者Dick Volletさんは「毎年の恒例行事として楽しみにして、このキャンペーンを通して寄付に参加してくれる人たちが多くいることはとてもありがたい。作業の場所を提供してくれたBC Placeと、大変な作業を引き受けてくれたボランティアの皆さんに感謝している」と話す。

　今年で17回目となるライトアップは、11月27日18時30分に点灯式が行われる予定。