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SFUの学生が「大麻入りチョコ」で起業アイデア 学内コンペで話題に

サイモン・フレーザー大学のビジネス起業アイデアコンペで注目を集めた「大麻入りチョコ」ビジネスの「Stolz」チームメンバー

サイモン・フレーザー大学のビジネス起業アイデアコンペで注目を集めた「大麻入りチョコ」ビジネスの「Stolz」チームメンバー

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 サイモン・フレーザー大学(SFU)ビジネススクールの学生らによる起業プロジェクト発表イベント「Opportunity Fest 2016」が3月22日、同サレー校(250 ? 13450 102 Avenue, Surrey)で行われ、「大麻入りチョコレート」ビジネスについて発表したグループ「Stolz」が「ベスト投資対象賞」と「ピープルズチョイス賞」、「ミスター・ビジネスチャンス賞」をトリプル受賞し、話題をさらった。

 「Stolz」を立ち上げたのは、Garrett Downesさん、Smarth Duggalさん、Michael Pizzolonさん、Jeff Salzsaulerさんの4人。大麻入り高級チョコレートの生産・販売を行うビジネスで、設備投資や組織運営の方法、チョコレートのレシピからスタッフのトレーニングプログラム、マーケティングから品質管理システムにわたるトータルパッケージとして大麻生産者に提供する。

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 グループ代表のSalzsaulerさんは、チョコレート職人兼製菓業コンサルタントでもあり、これまでに多くの関連企業立ち上げにゼロから関わってきた経験を持つ。「アメリカの大麻市場調査をしたところ、多くの生産者や加工業者が食用への販路拡大の意思があるものの、そのために必要な専門知識が不足していることが分かった」とし、「大麻食品はその利益率の大きさから生産者にとっては大変魅力的な市場なので、自分たちの持っているノウハウを使って、彼らにとって役に立つビジネスモデルを作り上げた」と説明する。

 同大学の起業家プログラムディレクターSarah Lubikさんは「彼らは自分たちの才能を結集して、膨大な量の課題をこなし、大きな可能性のある新しいエリアに利用できるビジネスモデルを完成させた結果、説得力と信頼感があり、かつ野望に満ちたプロジェクトに仕上がった」と称賛する。

 自分たちのプロジェクトが他と違う点として「現時点ではまだ経験不足の大麻食品生産者がほとんどを占めている業界にいるクライアントに対して、投与量の制限から小児用安全包装に至る細かい部分まで情報を提供することができるようにしたこと」を挙げるSalzsaulerさん。「大麻の利用者層は変化してきている。徐々に高学歴・高収入の専門職に就いた若者たちが中心になってくると、高級で高品質の商品が求められるようになる。今は付加的なビジネスに見えるかもしれないが、そのうち急に主流となる日がやって来る」とも。

 既にテスト商品のレシピも完成し、認可待ちの段階で、2017年初めにはアメリカ市場に進出し、カナダで正式に大麻が合法化されるのを待って、カナダ市場でも大麻食品卸売業者として展開していく予定。