バンクーバーのBCプレース(777 Pacific Blvd. Vancouver)で6月11日に行われる対カナダ戦テストマッチを目前に控えた日本代表選手は、9日ノースバンクーバーのラグビー場で公開練習と会見を行い試合にかける意気込みなどを語った。
会見に臨むカナダのジャイミー・カドモア選手とアンスコムコーチ、日本のマーク・ハメットHC代行と立川ゲームキャプテン(左から)
今回行われるのはカナダ代表が日本、ロシア、イタリアと対戦するテストマッチシリーズ「Rise As One」の一環。同日発表された試合登録メンバーに日本側は畠山、松島、田中、立川などのワールドカップ出場組に加え宇佐美、小瀧、細田、そして唯一現役大学生の松田などの若手選手も多く選出した。
会見に臨んだゲームキャプテンの立川選手は「(メンバーは変わったが)ワールドカップで素晴らしい経験をしたメンバーの勝つ力や、素早い動き、最後の20分を走り勝つというところは変わらずにある」とし「日本全体でラグビーへの関心と期待が高まっているがプレッシャーと感じず失敗を恐れずに、ワールドカップを経験したメンバーで若手をサポートしていきたい」と語った。
今回初代表に選ばれた松田選手は控えで登録ながらも「初招集されチャンスが巡って来たので、自分の持ち味を出して思いっきりチャレンジしていきたい」と約2時間の練習の後笑顔で代表入りの喜びを語り「先輩選手からは学ぶことも多いのでさらに成長できる様、次に生かせるように吸収したい」とテストマッチにかける意気込みを話した。
カナダ代表のAnscombeコーチは日本代表を「昨年とは全く違った新しいチームだが、強く自信を持った素晴らしいチームであることに変わりはない」と評しながら「とにかく自分たちのことに集中して試合に臨み全力を尽くしたい」と話した。
試合は11日15時開始。