バンクーバーのBCプレース(777 Pacific Blvd. Vancouver)で2日間にわたり開催された「HSBCワールドラグビーセブンズ・カナダ大会」で3月12日、イングランドが南アフリカを下し優勝した。日本は14位に終わった。
日本代表の初戦の相手はウェールズ。前回のラスベガス大会では僅差の相手とあり期待が掛かったが0対33で敗戦。続いて臨んだ対戦相手はセブンズシリーズのコアチーム残留を争う相手ロシア。ダラス・タタナ選手、副島亀里選手、小澤大選手などの主力選手らが粘り強い攻めでトライを決め21対0で勝利した。スコットランドと戦った13位決定戦では、序盤から攻めの姿勢を崩さず19対19で延長戦に持ち込んだものの惜しくも19対24で敗れた。
決勝はリオ五輪銀メダルで同シリーズ1位の南アフリカ対イングランド。イングランドが巧みな攻めで得点を重ね19対7で今シリーズ2度目の優勝を決めた。昨年優勝のニュージーランドは5位、カナダは初日ニュージーランド相手に1点差と健闘し、ベスト8に進んだが7位で大会を終えた。
昨年に続きバンクーバーで開催された同大会。今年は昨年の6万人を大きく上回り7万6000人が来場し、同大会名物となったコスプレ姿でそれぞれ支持する国に声援を送った。会場で初めてラグビー観戦をしたという日本人留学生グループは「おそろいのコスチュームの人がいたり、会場で飲んだり食べたりしながら応援するのがとても楽しかった」と笑顔を見せた。