7月14日からリッチモンドのHugh Boyd Complex(No.1 Road and Francis Road)で開催される国別アマチュアサッカー大会「ネイションズ・カップ」本選に日本男子チームが初出場する。
同大会はブリティッシュコロンビア(BC)州内で出身国・人種によって集まった国別チームの対抗戦で、バンクーバー市が位置する「BC州のW杯」とも呼ばれる。各国ともアマチュアトップリーグで活躍している選手や現役大学・高校生を加えて戦う。
立ち上げから7年、念願の本選出場を決めた日系人サッカーチーム「Joyous FC Men's」を中心とした日本チーム。過去6年間、接戦で敗れてきた予選での健闘が認められ、本選出場枠を得た。同大会のために編成された馬目広三監督率いる選抜チームは17歳から36歳までの学生や社会人。馬目監督は「日系人の体は小さいが、相手チームより多く走り、待たずに速く、積極的に攻めるサッカーを目指す」と話す。
本選ではA~Dグループ(各4カ国)、16カ国が競い合う。日本チームは前大会優勝のイタリア、毎年ベスト4に残るフィジー、イギリスと同じAグループに入った。
馬目監督は「初めて本選出場枠を得たが、来年の出場は今年の結果による。良い勝負ができることが最低限の目標。来年につなげられるよう、日本人として恥ずかしくないようなプレーで日系サッカーを盛り上げたい。今大会への出場やチーム活動が日系の若い選手の育成にもつながるように頑張りたい」と意気込みを話す。
観戦無料。今月16日まで。スケジュールは同大会サイトに掲載する。