バンクーバーのリステルホテル・バンクーバー(1300 Robson St. Vancouver)で3月2日、日本語での講演会「インフルエンザと次世代ワクチン-2018年の流行時に備えて-」が開催される。「日本語認知症サポート協会」の主催。
国立感染症研究所、感染病理部長の長谷川秀樹さんを講師に迎えて行われる同講演。インフルエンザの基礎知識、予防医学、注射型ワクチンと次世代ワクチンとして注目される「経鼻インフルエンザワクチン」について、ワクチンの製造工程などを説明する。
同協会の福島誉子さんは「お年寄りがかかると重症化する危険性があるインフルエンザ。認知症の方を介護している人や家族にもインフルエンザの予防は大切な知識の一つ」と開催の意義を話す。
主催団体の「日本語認知症サポート協会」は2017年2月にバンクーバーで設立。認知症の人やその家族、予防に興味のある人などへの情報提供と交換を目的に月1度、「オレンジカフェ」と題する会合を開いている。福島誉子さんは「日本語で認知症に関して話せる場を設け皆で助け合うこと」が協会設立の目的と話す。「老いは誰にでも訪れるもの。参加型で人と人がつながり運営していく会にしていきたい。この講演会をきっかけに協会の活動についても知ってもらえれば」とも。
18時開場、18時30分開演、20時30分終了予定。参加費は前売り=18カナダドル、当日=20カナダドル。参加申し込みは協会宛てに氏名、メールアドレス、携帯番号、参加人数を明記してメール(info@japanesedementiasupport.com)で連絡する。